これまで1つのトラックにつき、多種多様なミックスとカットダウンを提供してきました。しかし、プロジェクトによっては、音楽を完璧にフィットさせるために、さらに柔軟な調整が必要な場合があります。ライブラリーの汎用性と実用性を最大化させるために、10,000以上のトラックのステムをダウンロード出来るようにしました。

ステムの機能を新たに提供できることをとても嬉しく思っています！

トラックの大半にはステムがあります。トラックのタイトル上にあるステムラベルから簡単に見分けることができます。ステム付きのトラックだけが必要な場合は、下記の動画にあるように、検索でフィルタリングして、ステム付きのトラックだけを見つけることもできます。是非、ステム付きトラックの素晴らしいセレクションをご体験ください。

ミキシングプロセスおよびトラックの一部として作成されます。ステムは、フルミックスのサブグループであり、通常、個々の楽器やサウンドとは対照的に、楽器/楽器セクションのグループ化を反映したものを指します

通常、1トラックあたり5つか6つのステムを持ちますが、あるレコーディングのミックスは、10個、あるいは100個の個別のトラックがあるかもしれません。例えば、キットの一部であるスネアドラムは1つの録音トラックですが、ドラムキット全体とすべての録音コンポーネントを1つの分離されたサブグループとオーディオファイルにグループ化したものがステムです。

ステムは、より大きな柔軟性とクリエイティブなコントロールを与えます。ステムは、ブランドコンテンツに携わる人にとって特に有益です。CMで適切なバランスを得るために、主要なインストゥルメントグループのレベルを調整することができます。

現在、9,700トラックのステムがあります。全トラックの58%にステムがあり、ニューリリースのアルバムの90%以上にステムがあります。2018年までさかのぼると、80%のステムをカバーしています。しかし、2014年以前に録音されたほとんどのトラックにはステムがありません。

Audio Networkは音楽制作のクオリティを重視しており、有名スタジオで一流のミュージシャンとアルバムをレコーディングすることもまた多くあります。最高品質でレコーディングする場合、必ずしもステムが取れるとは限らず、例えば、オーケストラやアンサンブルのアルバムの中には、トゥッティ、つまり全ての声や楽器が一緒に演奏されるように録音されるものがあります。このようなグループ録音は、マイクのこぼれにより、常に分離出来るとも限りません。分離は良いミックスには十分ですが、個々のコンポーネントを分離するには不十分です。

昨今、私たちは可能な限りステムを意識して音楽を制作しています。クラシック・コレクションのように、今でもトゥッティ録音を必要とするプロジェクトもありますが、2018年以降は可能な限りステムを制作しています。

ライセンス条項を言い換えれば、ユーザーは以下のことに注意しなければなりません。

1. ステムは、オーディオミックスのバランスを調整したり、トラックの個別のオーディオエレメントを削除する目的でのみ使用すること。
2. 個々のステムを単独で使用しないこと。
3. ステムまたはステムを他のトラック(またはそのステム)または他の音楽要素と組み合わせないこと。
4. ステムを第三者の権利を侵害する方法で使用しないこと。
5. 楽曲や録音物の基本的な性格を変更したり、新しい歌詞やメロディーを導入したりしないこと。
6. キューシートなどの音楽報告書類において、オリジナルのトラックを報告すること。

Audio Networkのステムを、あなた自身や第三者の音楽要素や歌詞要素と組み合わせると、二次的著作物が作成される可能性があります。これは法的に複雑な場合があり、別々の著作権所有者が二次的著作物の共有について交渉し、作詞作曲家とこれらの条件に合意し、彼らの作品の扱いについて許可を得る必要があります。また、このような二次的著作物が他者の著作権を侵害するというリスクもあります。

大半の場合、これは単に費用対効果が悪いだけであり、コンテンツで使用するための二次的著作物の権利をクリアするのに大幅な遅れが生じます。